美心もちの美人。
旧暦の4月8日は
お釈迦様の誕生日
ということで、お寺の話を少し。
2月のことになりますが、
京都は山科にお寺の取材に行きました。
1軒目は、「腹帯地蔵」として親しまれる「善願寺」。
2軒目は、小野小町ゆかりの「隨心院」。
どちらのお寺も、取材の最後にお守りをくださいました。
「善願寺」からは、「美人守」
お不動さんを表す梵字を描いた、榧(かや)の実が入っています。
この実は、境内に立つ樹齢1000年以上の大木、榧の木から落ちたもの。
小野小町が植えた99本の榧の木の1本ではないかと言われ、
木の実を持っていると美しい女性になれるのだそう。
「隨心院」からは、
「美人守」ならぬ「美心守」
小町にあやかって美しくなりたい、という女性を
戒めるかのような説明文が書かれていました。
「明るく元気に、
いつも笑顔でのびのびと。
綺麗な心は美しい人の証」
とはいえ、このお寺では、
毎年全国の“見た目美女”を集めて、
「小町コンテスト」なぞを催しているのですが
それぞれ「身」と「心」を美しくしてくれるお守りを、
1度に頂戴するなんて、
はては小町か楊貴妃か
年甲斐もなく、そうほくそ笑んだ私は、もちろん煩悩だらけ。
すみません、お釈迦様。精進します
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